家を出ようとして猫の存在を確認した。
ついさっきまで走り回っていたのにどこにも姿が無い。
いつも居る場所に居ない。
2階まで探しに行ったが、どの部屋も扉が閉まっているし猫はいない。
こたつの中にも、トイレにもいない。
「くるみちゃーん」と呼んでも応答なし。
いつもなら名前を呼ばれたら「にゃ〜ん」と出てくるのに。
家は「シーン」としている。
庭へ出てしまったのかな、と廊下から庭を見ると何とリビングのレースのカーテンの前に座って日向ぼっこをしていた。
部屋からは見えなかった。
私が「ママは教会に行ってくるから、くるみちゃんはお留守番ね」と言ったものだから拗ねて隠れたのだ。
ママの目から見えない場所はここ、って猫は分かるのかな?
教会の聖歌隊の練習はもう始まっていた。
指揮者はまだだったから良かったけど。
汗は滝の如く流れ、私はセーターを脱いで薄いブラウスだけに。
Mさんがファイルで煽いでくれた。
練習が終わって礼拝が始まる頃、ようやく汗が止まった。
衣服を整えて、落ち着いて降誕祭の礼拝を捧げることができた。
今日の礼拝で、Y子さんのピアノ弾き歌い賛美(新聖歌97)が清らかで美しくて素晴らしかった。
また聴かせて欲しいと思う。
今日も礼拝後友達とお昼ご飯を食べておしゃべりをした。
持って来たお弁当も分け合って楽しいランチタイム。
コロナの間はこの楽しみを奪われてしまっていたのだった。
「家では孤独で寂しいの」と嘆くYさんも、元気なおしゃべりで本領発揮出来てヨカッタ。