a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

ペットのこと

朝ドラの『いもたこなんきん』で、今日は拾って来た子犬を子供達が親に隠して飼うというストリーだった。
ドラマでは開業医だから飼えないと叱られていたが、私達の子供の頃はもっと気楽に犬や猫を飼っていた様に思う。
犬も猫もそれぞれちゃんとした使命が有って、犬は番犬、猫は天井裏の鼠退治で、それぞれしっかり役目を果たしていた。
夜、猫は天井裏に鼠の気配を感じると、上を向いて天井に登りたがる。廊下の隅の天井板を1枚明けて、ちょっとお尻を持ち上げてやると猫は天井に入って、しばらくすると、ばたばたと激しい音がして獲物を捕らえて天井からトトンと廊下に下りて来る。口にはちゃんと鼠をくわえているのだ。
「どう?大したもんでしょう!」と自慢げに意気揚々と歩いている。家族は誰も「キャーッ」等と叫ば無かった。
その後、獲物をどうしたか記憶に無いのだけれど、時々鼠のしっぽが落ちていたりしたからきっと食べていたのだろう。その猫を湯たんぽ代わりに布団に入れたりしていたから、今なら不潔だとぎゃあぎゃあ騒ぐだろうなあ。
人間には動物好きな人と嫌いな人が居るけれど、我が家では母が嫌いな方の人だった。父が大の動物好きだったし、子供達も皆好きだったし必要だったからしょうがなく許可していたのだと思う。母が世話をしないから子供達とお手伝いさんが面倒を見ていた。
餌はドッグフードやキャットフード等無いから,ひやご飯に残り物を掛けたのが犬のえさ、猫は鰹節にちょっとお醤油をたらして混ぜたごはん(ネコメシ)。予防注射や病気のときは獣医さんが往診して下さった。この先生とは仲良くしていたから、猫や犬が死ぬと(昔はすごく短命だった。)先生が次の子犬や子猫を紹介してくれたので、妹と2人で貰いに行った。猫が死ぬと妹がわーわー泣くので、母は「猫が死んだ位でそんなに泣くねんやったらもう飼いなさんな!」といつも怒っていた。
今は夫と2人暮らしだから犬や猫を飼いたくても留守にすることを思うと飼えない。
でも、チャンスが有ればいつか猫を飼ってやろうと思っているが、すぐに察して夫は一こと「あかんで」と言うのである。
今日は町内会の歌と体操だった。皆まだお正月気分が残っていてふざけながら楽しくやった。