a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

食料の備蓄

昨日、フランス映画『プロヴァンスの恋』を観た。
1832年、エクス・アン・プロヴァンスでは、若きイタリアの騎兵隊大佐アンジェロ(オリヴィエ・マルティネス)が亡命して隠れていた。仲間の裏切りが有ってオーストリアの秘密警察に追われ、馬を駆って逃げる。
途中の村ではコレラが猛威を振るっていた。大勢の人々が死んでいて悲惨を極めている。
物語はアンジェロが逃げ込んだ家にいた公爵夫人(ジュリエッタ・ピノシュ)に出会うことで、たちまちロマンス映画となる。
私好みの美しい衣装、石造りの古いお屋敷、特にしゃれた手すりが付いた螺旋階段の美しさに魅せられたのだが、全編を覆うコレラの悲惨さも、これでもかとばかりに映し出されている。
特効薬も無く、感染経路も解らずばたばた死んで行く。何処に行っても死体が横たわっていて、からすが飛び回る気持ち悪い映画だった。
現代でも、最近よく耳にする新型インフルエンザ。
本格的に流行するとかなり悪い状況になると予測されている。
そうなると流行が下火になる迄、外出せず、医者にも行かず、家に籠っている必要がある様だ。
缶詰類や日持ちのする食料と、医者の薬も余分に蓄えていた方が良いといわれている。
私はネズミ年で物を溜め込むのが得意だから、せっせと食料戸棚の在庫を満たしている日々だが、映画の様な事態にならないことを祈るのみだ。プロヴァンスの恋 [DVD]