a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

古い友との出会い

寒い元旦。
娘と2人でお祝いをしてから、教会の元旦礼拝に行く。
夫を知って下さる人達が慰め励まして下さる。家族を案じているような暖かさを感じた。
年賀状を持って病院に行った。
夫は1まい1まい丁寧に眺めている。100枚位見たが「もう良い」と言わない。彼は年賀状が大好きなのである。
「続きは又明日見よう」と言ったらようやく目をつむったので終わることにした。
病院で古い友達Tさんに会って驚いた。向こうもびっくりなさっている。
20年前まで参加していた大阪市のコーラスで一緒だった方で、私より10才程年上だが、何故かご縁が有る。
或る日偶然私の小学校の恩師のU先生の妹さんである事が判明して、それから親しくさせて頂いた。お住まいは泉北で我が家にも2度来て頂いた事が有る。
この10年程お会いしていなかった。
聞くと、ご主人が療養病棟に入院されていて、食事の世話をしに毎日通っているのだそうである。
脳梗塞の後胃瘻をせず、家で介護をして居たが食べるのがだんだん難しくなり、ついに栄養失調になり尿も出なくなったので、救急車で運ばれて命をとりとめて、その後療養病棟に移ったのである。
胃瘻をしないと、食べられ無い時は命に関わる。体力も無くなるから、寝たきりになる可能性が多い事がわかる。
「又、会えるね」と嬉しそうであった。
辛い中に楽しい出会いだな、と嬉しい日だった。