夫の妹の連れ合いが今朝早く亡くなった。
末期の胃がんで自宅で療養していたが、ついに今朝逝ってしまった。82才だった。
どんな病気でも亡くなる時は辛いが、痛みさえ無ければがんで死ぬのは良い。
間際まで意識が有って、自分の死後のことを言い残しておける。
彼の場合は、こう言った。
「今までどれだけ香典を出して来たか。元を取らんとあかんから、受けとる。
それを全額東北の震災に寄付して欲しい」。
又、孫には「しっかり勉強せなあかんで」と言い残したそうである。
4月に、やはり末期がんで亡くなったMさんは、パソコンの中に、お葬式に歌う賛美歌やあれこれを指示してあり、奥さまや子ども達への遺言も書いてあった。
その点、アルツハイマーになったり、夫のような脳梗塞だと自分の意志が伝えられない。
残されたものがすることに文句が言えない。
だから、多少早くても、元気な時に自分の意志を家族に伝えるか、書き残しておくのが良いと思う。
義弟は頑固で理屈をこね我を通して生涯を終えたが、家で最後を迎えられて幸せな人だと思った。
彼の我がままに耐えて頑張った義妹に「ご苦労さん」と労ってあげたい。