a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

クルミ野獣化

クルミが「お外!」とうるさいのでベストを着せて庭に出る。南天の木に紐を結びつけて草むしりに夢中になっていたら、ベストの中はもぬけの殻になっていた。
脱出したら当分帰らないだろうから、わたしは家に入ったり外に出たりと用事を片付けていて、庭で鉢植えに水をやりながらふと見ると、クルミは家の中のソファーの後ろからガラス越しに眺めていた。
「なんや、家出娘は帰っていたんかいな」と言いつつ、ソファーの後ろを覗くと「ふーう!!」とすごい形相で怒っている。
多分、今家の周りにうろついている野良猫、まだらちゃんの兄き(キムタク)にけんかを吹っかけて来たと思われる。
仔猫の時はハンサムだったキムタクは4年ぶりに現れたのだが、中年太りしたおっさん猫になっていて、しかも片目がつぶれている。気性が荒そうだ。
クルミは気性の荒さには負けないけれど、何と言っても相手は大きな雄猫だから、やられて逃げて帰って来たのに違いが無い。
私が家に入って来たのをキムタクと思って「ふーう」と威嚇したのだ。
「ほんまにうちのクルミちゃんか?」と近づいてもまだ怒っている。よほどひどくやられたみたい。
怪我は無さそうなので放っておいたら、しばらくして餌を食べに来て、わたしにすりすりしてきたのでようやく落ち着いたのだ。
これで明日から「お外〜」とうるさく言わなくなれば良いのだけれど。
おっさん猫のふてぶてしいキムタク

4年前の野良猫キムタク