a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

減っていく幼友達

朝からかなりの雨。

 

この歳になったら訃報が届くのは日常茶飯事。

いちいちびっくりしてられない。

今朝は小学校から中学校の間仲良くしていたTちゃんが亡くなった知らせが遺族から届いた。

ちょっと落ち込む。

 

Tちゃんは勉強が良くできて、スポーツ万能、歌も上手で、学芸会では主役をして、生徒会の会長なんかもしていたし、長じては魅力的な美人になり・・・勝気で、私はいつも家来の扱いを受けてたのだ。

 

 

Tちゃんは嫌い!と思って晩年は疎遠になっていたのに、先に逝ってしまってやっぱりすごく寂しくて悲しいのだ。

 

彼女が結婚したのは旧家の次男坊で、大手の商社勤務、大きな家を建ててもらって人も羨む暮らしぶりだったけれど、何しろ古い村の中で彼女の個性は目立って邪魔だった。

 

「わたし、主人が死んだらここから出ようと思っている」といつか言ってた。

かなり生きづらかったのだと思う。

ご主人は2年前に亡くなられてそれ以後彼女は元気をなくし、同期会にも出席しなくなった。

閉鎖的な村から出ることなく生涯を終えたのかと思うと不憫で泣けてくる。

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仲良しだった頃のTちゃんと私。(1948年 今から約70年前)

この写真は6年生で、A沢君の家にお呼ばれした時のもの。

ぼーっと写っているのは私が細工したのではなく、もともとぶれて撮れたのだ。

写真屋さんのミス。

写真は高価だったから「もう一枚行きます!」なんて事はありえず、ぶれた写真になったのだが貴重な写真。

5人がお呼ばれの対象で、A君を入れて6人が並んでいる。

 

卒業式を控えたこの頃、何人かの男の子の家にお呼ばれした。

A野君の家へは女の子ばかり5人招待された。

てんぷらをご馳走になったのを覚えている。

S君の家には私がすっぽかして行かず悪い事をしたと今頃反省している。

 

A沢君もA野君もハンサムで可愛かったがクラス会には出てこない。

住所不明なのだ。

どちらもお金持ちのおぼっちゃまだったが、どうしているのだろう?

 

だんだん少なくなっていく私の幼友達・・・・。