a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

ヨブ記(11)

寒くて長い間庭に出なかったが、久しぶりに庭に出てみた。

今朝もバケツの底に溜まった水はガチガチに凍っていた。

そして、手水鉢の水はなぜか無くなっていた。

こんなことは初めて。

この手水鉢は夫の生家の前栽に有ったが、戦災で家は丸焼けになって、焼け跡の庭に火を被った石の灯篭と手水鉢が残されていたのだった。

火事に会った所為で水が漏れる。

小鳥や野良猫が水を飲めるように満々と水を張っておいた。

 

  *  *  *  *  *  *  *  *

 

ヨブ記(11)

婦人聖書の集いより

苦難の意味を尋ね求めたヨブに、神は何を語られるのだろう。

 

聖書ヨブ記38:1-41

 

1、自分の無知を知る

ヨブはずっと「なぜこんな苦難が?」と問い(3章)苦難の意味を求めてきた。

それに対して神の答えの中に「苦難の意味は○○だった。」という答えはない。

神がヨブに語られたことは、

①ヨブが知らない世界のことばかりだった。全てに関して無知であった。

・宇宙の成り立ち

 わたしが地の基を定めたとき、あなたはどこにいたのか。

 あなたは悟ることができるなら、告げてみよ。 

大自然の成り立ち

 海がふき出て、胎内から流れ出たとき、

 だれが戸でこれを閉じ込めたか。 

・海の深淵 

 あなたは海の源まで行ったことがあるのか。

 深い淵の奥底を歩き回ったことがあるのか。16

・死の陰

 死の門があなたに現れたことがあるのか。

 あなたは死の陰の門を見たことがあるのか。17

・雪の成り立ち 

 あなたは雪の倉に入ったことがあるか。

 雹の倉を見たことがあるか。22

・光と風と雨 

 光が別れる道はどこか。

 東風が地の上で散り広がる道はどこか。24

・星とその運行

 あなたはすばる座の鎖を

 結びつけることができるか。

 オリオン座の綱を解くことができるか。 31

・稲妻 

 あなたは稲妻を向こうに行かせ、

 「私たちはここです」とあなたに言わせることができるか。35

・獣

 あなたは雌獅子のために獲物を狩り、

 若い獅子の食欲を満たすことができるか。 39

 

人がもし、何かを知っていると思ったら、

 その人はまだ知らなければならないほどのことも知ってはいないのです。

第一コリント8:2

 

②苦難に関する当たらない意味追求は神の摂理を暗くする。

 主はあらしの中からヨブに答えて仰せられた。

 知識もなく言い分を述べて、

 摂理を暗くするこの者は誰か。

人間には意味追求をして良いものと、すれば益々困難に陥ることとがある。

苦難の意味追求には限界がある。

 ここまでは来ても良い、しかしこれ以上はいけない。

 あなたの高ぶる波はここでとどまれ。11

 

2、全てに神の支配を認める

神は上記で人間の及ばない世界を全て示し、全ての領域に神の支配があることを暗示された。

「苦難」さえ神の支配にあることをヨブに語っておられる。

人を愛する神は、人の苦難の意味を示すことよりも、神の最善を信じる信仰に生きることをより優れた徳が生まれることとされている。

①苦難を通して神のことばによって生きることを知る 

 それは、人はパンだけで生きるのではない、

 人は主の口から出るすべてのもので生きる、

 ということを、あなたにわからせるためであった。 申命記8:2、3

②その最終目的は「幸せ」である。

 あなたの先祖たちが知らなかったマナを、

 荒野であなたに食べさせられた。

 それは、あなたを苦しめ、あなたを試み、

 ついには、あなたをしあわせにするためであったー 申命記8:16

 

   *  *  *  *  *  *

 

ピョンチャン・オリンピック始まる。

寒そうな会場だけれど、私は炬燵に入って華麗なるショーを楽しんだ。

朝鮮南北の選手二人が聖火を掲げて階段を駆け上がったのは感動的だった。

両国の壁が無くなるのはいつの日なのだろう。