何か忙しない日々。
午後同窓会のコーラスに行く。
聖書の植物(14)ー「とうごま」
「とうごま」は聖書の中のヨナ書にしか出てこない。
とうごまの木は高さ数メートルになり、葉は手のひら状で十分な日陰になる。
種子からはひまし油が取られ下剤として使用されることは良く知られる。
とうごまはヨナに神の御心を教える実物教材であった。
聖書 ヨナ4:1-11
1、とうごまは不機嫌なヨナを直す実物教材
ヨナの伝道によってニネベの町の人々が悔い改め態度を変えたことで、
神は憐れみ、裁きを取り除かれた。3:10
ところがヨナはそれを不愉快に思い不機嫌になる。4:1、2
その原因は語った通りにならなかったプライドか、
ヨナはその町(ニネベ)に入って、
まず1日目の道のりを歩き回って叫び、
「もう40日すると、ニネベは滅ぼされる」と言った。 3:4
のちにイスラエルに害を加えるアッシリア帝国に対する神の温情を不快に思う所為なのか、
いずれにしてもヨナは不愉快になった。
これはヨナの心の狭さの故なのだが、
神はとうごまを備えて大きな葉の陰でヨナを日照りから守られた。
ヨナはこのとうごまを非常に喜んだ。4:6
単純なヨナである。
2、とうごまは神の大きな愛を示す実物教材
ヨナがとうごまを喜んだのも束の間、神は一晩でとうごまを枯れさせた。
神には目的があった。
主は仰せられた.
「あなたは、自分で骨折らず、育てもせず一夜で生え、
一夜で滅びたこのとうごまを惜しんでいる。10
まして、わたしは、この大きな町ニネベを惜しまないではいられようか。
右も左もわきまえない十二万以上の人間と、
数多くの家畜とがいるではないか。11
これを神はヨナに教えようとされた。
日常で神に助けを得たと思っていたら、それが続かなかったりすることがある。
そんなとき悟るべきことは、自分の思いとは別の神の御心があるのではないかと悟ること。
ああ、家に家を連ね、
畑に畑を寄せている者たち。
あなたがたは余地も残さず、
自分たちだけが国の中に住もうとしている。
私の耳に、万軍の主は告げられた。
「必ず、多くの家は荒れすたれ、
大きな美しい家々も住む人がなくなる。 イザヤ5:8、9