急に寒くなった。
実生から大きくなった白い万両。
この白い実を食べて、小鳥はまたどこかの庭に種を落としに行くのだろう。
教会のオープンチャーチカフェ「まきば」での「歌の会」に出席した。
コーラスの友達Tさんが、連絡するのを忘れていたのにちゃんと来ていた。
歌うのが好きな人は誘わなくても自分で覚えて出てくる。
冬の歌を沢山歌った。
Kさんの好きな歌「たんぽぽ」は冬の歌のジャンルに入る?
隣に座った方はどうも私と同じ世代。
コーヒータイムにおしゃべりしたらやっぱり昭和11年生まれだった。
大阪の日本橋で生まれたけれど、茶の間に囲炉裏が有ったそうだ。
疎開で石切の別荘に行っている間に、家は焼け落ちたのだとか。
堺にそのあと引っ越してそこで終戦を迎えた。
堺が空襲で焼けたときは怖かったわ〜。
同じ日、私も防空壕の上から西を見たら、真っ赤に燃えている堺の街が見えたのだった。
高校を出たらお勤めはせずに花嫁修行で、お見合いで結婚して・・・いろいろ有りましたわ〜ええことも悪いことも、今は気楽な一人暮らし。
同世代は話が分かりやすい。
どうしてこんなに脱線したかというと「冬の夜」を歌ったから。
♩囲炉裏火近く縄なう父は〜の歌詞の説明。
司会のKさんが大阪では囲炉裏なんか無かったでしょう?と聞いたから、いえいえ大阪市内でも有りましたわ。となったのである。
水は、甕に溜めて柄杓で掬って使うから勿体なくて粗末に出来なかった。
水やお湯を出しっぱなしで洗うなんて考えられへん。
その通り。
話が合うわ。