黄色いカンナ。荒れた道端ガーデンにて。
今日は一日中お天気で、蝉が鳴いて、窓からカーテン越しに吹く風は爽やか。
高原でハンモックに揺られているイメージでソファーで寝転がって読書をした。
毎日がこれだと良いのに。
映画2本
ロバート・デニーロとアンソニー・ホプキンスというベテランの俳優が出ている映画2本を観た。どちらも見応えがある。
ベン(ロバート・デニーロ)は70才。
定年退職後は何不自由なく一人暮らしをしているが身を持て余している。
ある日「シニアインターンを求む」の広告を見て応募する。
ネット通販のアパレルの社長は若い女性ジュールズ(アン・ハサウエイ)。
事業は成功して、社員は200人以上抱えて多忙である。
採用されたものの最初は浮いていたベンだが、穏やかで人当たりが良く、有能な彼は若者ばかりの社内の人気者になる。
一方、ジュールズは子供の養育をイクメンの夫に任せきりで問題が多い。
監督はナンシー・マイヤーズ。
責任ある仕事を持つ女性の味方をしている。
ハッピー・エンド。
2012年ベネディクト教皇(アンソニー・ホプキンス)はバチカンの聖職者による児童性的虐待事件を含むスキャンダルに弱り果てていた。
一方、枢機卿を辞職しようと遥々バチカンにやってきたベルゴリオ(ジョナサン・プライス)は辞職させてもらえない。
ベルゴリオはアルゼンチンの独裁政権に翻弄されて助けるべき人々を助けられなかった罪の意識をもっていたのだ。
2013年ベネディクト教皇は退位を決断する。(生きている間に退位するのは稀だ)
そして、ベルゴリオ枢機卿が選ばれて、フランシスコ教皇となる。
映画は普段見られない教皇の私生活を写し、2人が会話をする場面はシスティナ礼拝堂が使われている。
ミケランジェロの天井画や正面の「最後の審判」が大写しにされて美術鑑賞にもなる。
映画には触れていないが、このフランシスコ教皇は1936年12月17日生まれで83才(私より3日若い)である(*^^*)
いつまでも元気で活動していただきたいと心から願う。
精力的に世界各地を回って、2019年11月日本を訪問された。
前向きな姿勢は映画では、バチカンの衛兵(ミケランジェロデザインの派手なストライプの制服を着ている)にスマホで飛行機のチケットを予約してもらうシーンが笑わせる。