実りの秋。
昨日出かけた棚田で。
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金剛バプテストキリスト教会 婦人聖書の集い資料より
第四戒は「安息日を覚えて、これを聖なる日とせよ」
聖書 出エジプト20:8-11
1、日本における安息日制定の歴史
日曜日がお休みなのは誰でも知っているが、なぜ休みなのか、又いつから休みになったかについては案外知られていない。
江戸時代鎖国政策で西洋から後れをとっていることを実感した明治政府は、西洋歴訪の派遣団を遣わした。
帰国後、憲法制定と共に採用したのが一週間単位の暦であった(明治5年)。
それまでは半月に一度の休日だった。
しかし何故日曜日が休みなのかについては深く理解しなかったのである。
2、聖書における安息日
① 安息日制定の始まり
創世記1章に、6日間の天地創造が記されている。
神は第7日目に全てのわざをやめ「この日を聖なる日とされた」2、3 とある。
即ち安息日は「わざを休み神との交わりの日」とすることが安息日の始まりであった。
②安息日の変化
旧約聖書時代、第7日目の土曜日が安息日であったが、初代教会はキリストこそ旧約預言の救い主であるとの信仰から、キリストの復活を記念し、週の初めの日曜日を安息日として定めた。
週の初めの日に、
私たちはパンを裂くために集まった。 使徒20:7
3、安息日はどんな日か
①安息日は礼拝の日
「安息日を聖なる日とせよ」とあるように、日常の働きを休み日曜日を聖別し、1週間の守りと恵を感謝する礼拝は、信仰者にとって唯一の務めである。
②安息日は休息の日
「全てのわざをやめ」とあるように、週日の労働過多に陥り健康を害し休まることができない現代人には特に心身の休息は必要である。
礼拝を通して神にある安息を得、心の糧を得ることは自分のためになる。
キリストが言われた通りである。
安息日は人間のために設けられたのです。
人間が安息日のために造られたのではありません。 マルコ2:27
③安息日は愛の実践の日
キリストは会堂礼拝を終えてペテロの家庭訪問に行き、癒しを行われた。
愛の実践の日でもあった。
イエスは会堂を出るとすぐに、
シモンとアンデレの家に入られた。
ところが、シモンのしゅうとめが熱病で床に着いていたので、
人々はさっそく彼女のことをイエスに知らせた。
イエスは彼女に近寄り、その手を取って起こされた。
すると熱がひき、彼女は彼らをもてなした。 マルコ1:29-31