ギボウシ(擬宝珠)
梅雨の晴れ間。
暑いぐらいの良いお天気だった。
Nさんと一緒に教会でKさんの告別式に参列した。
ヴァイオリンの「G線上のアリア」の特別賛美もあって、100歳のKさんの告別式は華やかで素敵だった。
束ねた花を持って、牧師夫妻を始め、遺族や、友人や教会の姉妹たちが棺を取り囲んで最後のお別れをした。
Iさんの奏でるオルガンに合わせて、静かに皆が讃美し出した。
Kさんの愛唱讃美歌を。
♪ 慈しみ深き 友なるイエスは
罪とが憂いを取り去りたもう
心の嘆きを包まず述べて
などかは下さぬ 負える重荷を
薔薇や、百合や、カーネーション、胡蝶蘭、たくさんの花に埋め尽くされたKさんは本当に綺麗だった。
静かに厳かにお別れして見送ることが出来た。
コロナの所為で、亡くなってもお別れできない友人が多く居た中で、Kさんのお別れができたのは本当に良かった。
Kさんは天国へ行ったのだ・・・と納得できた。
一昨年亡くなったC子姉ちゃんは、甥からの電話の知らせだけで、C子姉ちゃんが棺に入ってお花に埋もれている姿を見ていないから、今もまだ悲しい。
それを思うと、今日の告別式は良かった。
いつも一緒にKさんに会いに行っていたNさんも嘆き悲しんでいたけど、納得しただろう。
これからはたまに我が家でお茶をしながらおしゃべりをする約束をした。
プログラムの聖書の御言葉
なんと幸いでしょう その力があなたにあり
心の中に シオンへの大路のある人は。
彼らは涙の谷を過ぎる時も
そこを泉の湧く所とします。 詩篇84篇5、6節