公民館でのコーラスの練習は休んだ。
暑いこともあるし、コロナが蔓延甚だしいし。
このところ多忙だったので、ふと気づくといつも電話をくれるHさんから電話が途絶えている。
「あゝ居てた居てた、元気にしてたかいな?」と1カ月おきぐらいに電話をくれていたのだ。
数日前からちょっと気になっていたので家に電話をしたが出てこない。
携帯電話にかけても出なかったので「どうしたのかな?」とふと悪い予感がした。
しばらくしたら、携帯が鳴ったので出たら彼女じゃなくてお嬢さんだった。
「母は7月9日に胃癌で亡くなりました。お知らせが洩れいてすみません」と言った。
彼女と会ったのは4月の西宮での花見の宴。
その日は腰が痛いと言いながら出て来た。
阪急梅田で待ち合わせをして一緒に喋りながら行って桜の下で楽しんだ。
往復タクシーを使って帰りも梅田で「さいなら、また今度」と別れたのが最後だった。
ちょっと日が開いたら亡くなってしまう友人達。
こうして親しい友人が次々先に逝ってしまう・・・。
やっぱりすごく悲しいし寂しい・・・。
他の同級生達は知ってるのかな?とS君に電話してみた。
彼は6月の合唱祭の前に救急車で運ばれて入院して、病院から会場へ駆けつけたというタレント並みの行動をした。
その後容態を聞くこともしていなかったので、電話をした。
いつもの元気な声で出て来たのでホッとした。
軽い脳梗塞だったようで、MRIで検査をした話や現状を喋ってくれて、私も気持ちが和んだ。
1時間近く喋って「来年は米寿のお祝い会をやろう。それまで元気にしてよな〜また電話で喋ろう」
悲しい気持ちが少し和らいだ。
白い薔薇をHさんに。