チューリップが咲いた。
10個の球根を並べて植えた筈なのに、ぐちゃぐちゃになって咲いているのは地域猫のマイケルのせい。
黒と白の美しい若い雄猫(マイケルと名前をつけた)だが、決まった時間に庭にやって来て用をたす。
乾いた土、ふわふわの土、木の葉や雑草を集めて盛り上げた所などなど・・・が気に入ってるらしい。
植えたばかりの球根を踏み散らしてトイレにしてしまったのだᕦ(ò_óˇ)ᕤ
それにもめげず可愛く咲いた。
今日は爽やかな良い天気で庭で花を触っていると気分が良い。
1昨日、スーパーの帰りに近所の顔見知りに出会った。
「元気やったのね」とお互いに嬉しい。
「Nさんも亡くなりはったね」と言った。
「えっ!」と私はびっくりした。
Nさんはうちの裏に住んでいる同じ歳の人。
弱ってしまって「歌の会」に来なくなって随分経つ。
「庭で花の手入れをしていてしゃがんだ姿勢のまま亡くなりはったんやて」と教えてくれた。
悲しいニュースだけど、それって私の理想の死に方。
羨ましい。
楽しく遊んで草花と語り合っている時、そのまま天国へ行けるなんて。
居ないから探したら庭の草や花の中で横たわっているなんて素敵やないの。
彼女は「そんなん嫌やわ」と言ったけど。
西行のように ”願はくば花の下にて春死なむ” みたいに、
願わくは花の中でいつでも良いから死なむ ってどうかな?