南天の花の蕾がいっぱいついた。
花が開く頃いつも大雨が降って花びらを散らしてしまう。
・・・だから赤い実がならない。
今日は車の送迎が無いので歩いて公民館へ行く。
少し曇り空だけれど坂道を歩いて到着したら汗がどっと出て止まらない。
おおよそ、1時間は流れ落ちる汗。
9月の市の合唱祭まではこの暑さが続く中、練習は休めないのだ。
練習が終わって帰り道。
足の悪いTさんと少し若くて元気なSさんと一緒に家路を辿る。
つくづく思うのに、
若い時に合唱と言う楽しみを見つけて良かったわ。
そうそう、年老いてから始めるのは難しい。
他の趣味と違って責任があるから合唱団に所属している限り欠席できない。
ソロで歌うのと違うのがそこ。
3つのパートがハーモニーを奏でるのだから、変な音を出したら迷惑がかかる。
気持ちを合わせて、その曲の情感を表現するのだから、足を引っ張る人がいてはわやくちゃにしてしまう。
だから暑くても寒くても頑張って練習に出ないとならない。
長くやっているから、高齢になったから、と特別扱いしてもらって休むわけにいかず、汗をかきながら練習に通う。
これは喜ばなあかんわ・・などと喋りながらの帰り道も楽しいのである。
雨が降る前に家に到着した。