78回目の敗戦記念日。
あの日が遠い昔になってしまった。
天皇陛下のラジオを通しての悲痛な敗戦の言葉を聞いた記憶のある人も少なくなってしまった。
私は8歳だった。
国民学校(小学校)3年生だったから大人に混じってようやく聞けた。
父が「戦争が終わったよ」と言ったので嬉しかった。
日本の国民の多くが辛酸を舐めた。
多くの子供達が戦争のせいで不幸な生い立ちをした。
昨日、草刈正男の「ファミリーヒストリー」をNHKで観た。
70年振りに、彼と妻を捨ててアメリカに帰ってしまった父親の消息がわかったのだ。
父親は13年前に亡くなっていたが、ひどい親である。
草刈正男は役者として才能があったので成功したが、幼い頃は貧しく学費もなく差別の中で大きくなっている。
彼のような捨てられた混血児は多くいた。
混血児だけでは無い。
親を失った子供も沢山いた。
小学校の4年生の時、転校して来た男子生徒は親を失って児童施設に居た。
昼休みにはお弁当を持たせて貰えなかったので、いつも運動場で鉄棒にぶら下がっていた姿を思い出す。
私のお弁当も自慢出来るようなのでは無かったけれど。
78年前のことを決して忘れてはならない。
今日も眠いね。