今日は久々に夫の話。
元々子供っぽい性格をしているのだが、今日改めて確認した。
長年、小学校の同窓会の幹事をし続けていたのに、去年は欠席した。幹事会も行かなかった。
理由は単純で、自分が手術で２回も入院したのに、誰も見舞いに来なかったからである。今迄、同期生のお葬式やお見舞いにはマメに行っていたのに、自分の時に誰も来なかったのはショックだったみたいだ。
俳句の仲間や、謡曲の友達は再々病室を覗いてくれたのにである。
「あいつら、薄情や」と怒っていた。彼は甘ったれだから、無視されたのが腹が立つのである。
幼なじみも足が悪いとか、連れ合いが悪いとかそれぞれ事情が有る。遠い病院に見舞いに来るのは最早無理なのである。
その辺の事情が自己中だから想像できないのだ。
俳句の友達や謡曲の友達は皆まだ若いが、幼なじみ達は年齢を考えると無理ない。それに簡単な手術だったし。
それで今年も欠席と返事を出していた。
幼なじみのTさんは再々電話を掛けて来た。「来てえな」と熱心に誘っている。
「オバンばっかりやし、行っても面白ない」とまだすねていた。
彼はそのオバン達には人気が有って休むと電話が掛かる。「どないしはったん？」
１週間前、またTさんから誘いの電話が有った。
どんな気持ちの変化が有ったのか、ようやく「行くわ」と言うことになって、今日出掛けて行った。
「元気で良かった。よう来てくれたなあ」と口々に言って喜んでくれたらしい。写真も前列に場所を開けてくれた、とえらいご機嫌で帰って来た。
やれやれである。
今日の花：ギボウシ
