裏庭のすだちの花
今日は聖書の勉強をしよう。
教会のKさんがテキストを送ってきてくださった。
しばらく聖書の勉強を楽しめる。
モーセ(2) 数奇な人生の始まり
聖書 出エジプト記2:1−15
モーセの生涯は120年だが三分の一ずつに分けられる。
不思議な運命に導かれエジプトの王子として過ごした40才までの人生。
その地位と栄光を失って羊飼いとして過ごした不毛の荒野の時代の40年。
残りの三分の一は80才から120才まで、エジプトの奴隷として苦しめられている同胞の民を救い解放する。
1、赤ん坊のモーセの命が助かったこと
「男の子が生まれたら皆殺せ」とエジプトの王が命令したのでイスラエルの家ではモーセが生まれた時危機を孕んでいた。
しかしモーセは不思議な導きで助かった。
姉ミリアムの才覚と勇気、そしてエジプトの王パロの娘の愛情の故であった。
・ミリアムは瀝青と樹脂を塗ったパピルス製の籠に弟モーセを寝かせ、ナイル川に水浴びに来たパロの娘の近くに籠を流す。3−5
一か八か!
・パロの娘は赤ん坊のモーセを一目見て「かわいそうに思った」。
この時、ミリアムは咄嗟の行動に出た。
「乳母を呼んで参りましょうか」と進言する。
乳母とは母親のことである。
モーセの命が助かったのには二人の行動があった。
2、モーセの挫折
①能力があれば成功するのではない。
王宮であらゆる学問を身につけ、言葉にも行いにも力が有ったモーセ 使徒7:22
は同胞の民の苦役を見るに忍びず、民を救おうとするが挫折する。使徒7:23−29
*聖書の記述→使徒7:25 自分の手によって と7:35 御使いの手によって の違い!
②誠意があれば通じるとも限らない
(良いことをすれば)皆が理解してくれるものと思っていましたが、彼らは理解しませんでした。使徒7;25
「誠意のあるところ必ず通じる」は真理か。
通じる場合もあるが通じない場合もある。
もし必ず通じるなら人々はキリストの愛を理解し十字架にはつけなかった筈である。
*誠意が通じる通じないを目的にするのではなく、愛することを目的とするべきである。
ウィキペディアより
ドゥラ・エウロポスのシナゴークから出土した3世紀の壁画