雨は殆ど降らない。
エアコンなしで過ごせるのは心地よくて嬉しい。
今日敗戦の日から76年経った。
国土を襲った大量の爆弾や原爆による酷い死。
ここまでやっつけられないと戦争を終わらす事が出来なかったのか。
BSで「マンゴーの樹の下で」というドキュメントを見た。
ルソン島で1945年に始まった戦争で、幸せに暮らしていた日本人家族が日本軍と共にジャングルの中の逃避行をしなければならなくなった。
兎に角食料が無い。
食料なくてどうして勝てる?
日本兵は殆どが餓死だった。
乳飲み子を背負った母親たち。
赤ん坊は母親の背中で死んでいった。
生き残って証言をした人達は、残されていた手記を「読みたく無い」と突き返した。
「慰霊って何なのです?」と言葉厳しく聞き返した女性もいた。
私たちが知ら無いこの戦争の酷い傷跡がまだまだある。
異国の地で餓死した沢山の日本の若者達。
なでしこ隊と名付けられて従軍看護婦の代わりをさせられたタイピストの若い女性たち。
何でもっと早く戦争をやめなかったのか?
この記念日、豊かに暮らしている事への感謝と別に、やっぱり腹立たしい思いでいる私なのだ。