日本列島に前線が停滞して大雨が各地で降っている。
でもって私の体調は最悪。
頭はふらふら肩も凝っている。
この辺りは雨は少ししか降っていないが、明日の午前中にかけて大雨が降るとアナウンサーが繰り返し言うので、嫌な気分。
さて、昨日戦時の食糧難の事を書いたけれど、おかげで好き嫌いなく大きくなって感謝している。
同級生と食事をすると、全員殆ど残さず食べる。
大阪人は味にうるさく、濃いとか不味いとか言いながらも完食する。
「残したら勿体無いやんか」
が口癖だ。
それに比べ6歳年上の私の夫は、飢餓の頃はすでに成長していた。
まだ食料が出回っていた頃に甘やかされて育ったので、好き嫌いが激しかった。
(食わず嫌いが多い。)
そんな彼が高校生の頃、まだお米の配給は少なく、学校へ持っていくお弁当に入れたらいくらも残らない。
お弁当に一杯入れるのは見栄もあるし。
夜中にお腹が空いて、我慢出来ずついに明日のお弁当の中身のご飯を食べてしまって・・・。
「弁当箱は空っぽや」
自転車に乗って奈良の知り合いを頼って闇米を買いに行ったらしい。
「ものすごうしんどかったで〜」
我が家は周りは田畑だったけれど、お米は手に入らなかった。
父が商用で見本を鞄に入れて得意先周りをして、帰りは見本の下にお米を隠して持って帰ってきた。
さぞ重かったことだろう。
母は裏の農家で内緒で闇米を買った。
夜、その家の主人が留守をした時、奥さんが内緒で売ってくれたのだった。
そのお金は奥方のへそくりに。
でもそんな苦労をしてようやく何とか生きてこられたのだ。
徒や疎かに「少し賞味期限が切れてる」とか「ちょっと腐りかけた野菜」なども捨てたら勿体無いのである。