大量の雨が降る。
気温が下がったのは嬉しいけれど。
小止みになったのでスーパーに買い物に行く。
焼き芋を買った。
とろりと柔らかくて美味しいのである。
76年前の今頃もさつまいもを食べた。
私は8歳。小学校3年生。
さつまいもしか無かったのだ。
お米も僅かな配給で、食べ盛りの子供を大勢抱えて両親は大変だっただろう。
お腹をすかしている子供を前にして、食べさせたくても無いというのはどんなに辛かった事か・・・。
田んぼに飛び回っているイナゴ。
稲刈りの後の田んぼにいるタニシ。
タンパク源が無いから何でも食べた(⌒-⌒; )
何とか生き抜いたのは、さつまいもと大豆が有ったからかもしれない。
後は庭になっている果物。
今の季節はイチジクばっかり食べた。
友達の家に遊びに行ったらサトウキビを下さった。
がしがし噛むと甘い汁が出てくる。
甘みが無くなったらぺっと吐き出す。
卵は裏庭で飼っている鶏が機嫌の良い日に産んでくれるのを待つ。
いよいよ産まなくなったら、動物性タンパク源と化した。
今まで餌をやって可愛がっていた鶏を食べるのは辛かったけど・・・美味しかった。
今日スーパーに行ったら食料が並んで、しかもお盆の家族のための食料が溢れていた。
コロナで不自由を強いられているけれど、戦時中に比べたら食料が豊富にあるだけでも感謝しないといけないと思う。