暖かい太陽の光がリビングに差し込む。
自然に穏やかな気分になって、猫の背中をブラッシングするだけの朝。
健康で過ごせる幸せ。
さて昨日の続き。
足を怪我しているFちゃんには恋人が居る。
「ええ〜っ!80歳過ぎて恋人!!」って最初は驚いたけれど、10年以上前かららしい。
Fちゃんは一度も結婚しなかったけれど、男性とのお付き合いは華やかで、
以前一緒に暮らしていた男性が亡くなって、籍が入っていなかったので遺族ともめた。
悲しみと共に辛い思いをしたのだった。
それからかなり時が経て、懲りずに今の彼と別居結婚をしている。
通い婚の形だ。
彼T氏はすでに90歳を超えているが見たところ70代の若々しさを保っている。
ゴルフもするし、カラオケも上手で如才無い。
神戸から車でやって来ていつもしばらく滞在するらしい。
昨年の忘年会にもわざわざやって来た。
私たちにもステーキ肉のお土産を持たせてくれた。
高齢になってもFちゃん幸せだな〜と羨ましかったけれど・・・。
電話で聞いたところによるとお正月に神戸に帰ってしまってから一度も来ていないという。Fちゃんは足が痛むし、まだ病院の予約が取れないし不安なのだ。
そばにいてくれたら良いのに・・・と思う。
病気になったら面倒になったら見捨てるのんかい!
遺族年金をFちゃんに貰って欲しいから僕が死ぬまでに入籍するのや〜と言い、私たちも披露宴に呼んでね〜と盛り上がっていたのが5年ぐらい前だった。
それが一人娘の反対にあって立ち消えになったのだった。
Fちゃんは尽くすタイプ。
彼もわざわざ神戸から来るには居心地よい二人の生活が有ったからだろう。
Fちゃんは幸せそうだった。
でも、どう?
Fちゃんが糖尿病で足が痛くて入院どうこうという事態になったら逃げたのか。
厄介ごとの関わりたくないのか?
薄情な男め。
と私は腹を立てている。