朝、庭に出ると一面に生えている雑草の中で、一際美しい青い露草の花が咲いている。
後で写真を撮りましょうとしてもすぐ萎んでしまう。
儚い花なのだ。
中学校の同級生のHさんが名簿を作ると言って、ラインに不明者の名を挙げて来た。
その中に小学校の頃から知っている友人の名前があった。
彼女は横浜に住んでいて最近は会えなかった。
早速メールを出したが届かず、電話をしても「この電話は現在使われていません」
・・・・・
私が怠慢で電話をしなかったから、彼女が病気なのか、もう既に亡くなったのか、老人施設に入居したのか全く分からない。
連絡の取り様がなくて、お友達の関係も終わり、ということなのだ。
高齢になると仲良くしていた友人でも、生死も分からなくなってしまう。
幼い時からの仲良しのKちゃんもその一人で、娘さんから電話で、母は弱っているので面会は出来ないのです、と病院の名も教えてもらえず、もう数年経つ。
Kちゃん生きてるの?
元気で行き来できる間にしっかりしゃべっておくことだ。
誘ってもらったら億劫がらずに出る。
遊びに行くよ〜と言ってくれたら喜んで迎えて喋ろう。
生きている間に何度も会っておこう。
露草の花のように儚いこの世の友人関係。
ちょっと悲しくて落ち込んでいる。