スエーデンアイビー
何の予定もない日はぼけ〜として・・・毎日こうだと認知症まっしぐらだ。
そんな午後、久しぶりに喋りに来てくれたのは古い友達Nさん。
謡曲の稽古の帰りだ。
先月は謡曲のお稽古を休んだという。
なぜかと言うと、忘れっぽくなって自信がなくなったので、近所の医者に紹介状をもらってK大病院に診察を受けに行ったのだという。
問診とMRIの検査の結果「まあ何とも言えませんな・・・」て言われて、
ついては、
「認知症予防の薬の効力を調べるために協力をお願いできますか?」と言われて、協力することにしたのだそうだ。
要するに実験台だ。
Nさんは長男が医者だから協力したい気持ちはよく分かるけど。
検査代とか薬代は無料で1週間に一度病院に通う。2種類の薬を注射して頭に機械をつけるのだそうだ。
「モデル代はなし?交通費はくれへんの?」
お稽古を休んで行くのも辛いな〜
まあ、高齢者の認知症予防に役立つのやから頑張ってください!
1時間半お茶を飲みながら、お菓子を食べながら、喋って喋って、こんなに頭を回転させてしゃべられるのは認知症と違うわ。
喋っている途中でお向かいのご主人が柿を持って来てくださった。
美味しい九度山の柿。
Nさんにお裾分けで上げたが「九度山」が咄嗟に出てこなかった。
高野山の近くの、ほれ、真田幸村の居た、まで言っても出てこない。
Nさんが帰ってから思い出した。九度山の柿や〜。