お花が伸びて来た〜♪
教会から帰ったらいつも「日曜美術館」を見る。
今日は美術史の高階秀爾さんの話だった。
高階秀爾さんが美術の専門家になられたきっかけは、戦後間も無く学校へ行く途中の古道具屋で見かけた一枚のルノアールの絵だった。
それは勿論複製で、売り物ではなく額縁を売る為にたまたま入れた印刷物だった。
それを目にして美術史家になる道に進んだという。
私は今は絵を描かないが、西洋美術は大好き。
それは子供の頃、兄が古本屋で買った西洋美術全集を見て、西洋美術の虜になったのが始まりだ。
ミケランジェロやラファエル、ボッテチェリなどなど。
兄は家に余り居る事はなく、本棚にずらっと並んだ古い本は、いつでも自由に観られる私の美術館になった。
古い本独特の匂いまで懐かしい。
後にローマで、ヴァチカンの本物のミケランジェロの天井画を見上げた時の感激は忘れられない。
フィレンツェで観た絵画の色々。
あんなに大きな絵だとは思わなかった。
今でも目にしっかり焼き付いている。
多分、もう本物の絵画を見ることは、例え日本の美術館でも無いだろう。
日曜日の午後のテレビで楽しむことにしよう。