新しい朝ドラ「まんぷく」が始まった。
大阪発のドラマは嫌い。
何故なら大阪風のセリフが耳障り。
私は生まれた時から大阪に住んでいるから大阪風のセリフは耳につく。
例えば「西郷どん」を観ている鹿児島の人々は、きっと腹を立てながら我慢して観ていることだろうと想像する。
あの時代の大阪弁のお芝居を観たかったら、今や浪花千栄子や中村鴈治郎、または森繁久弥や淡島千景・・・かなり古いなあ。
宝塚出身の女優さんは総じて大阪弁が綺麗やった。今はどうか知らんけど。
綺麗な大阪弁はかなり古くまで遡らないと聞けない。
言葉は時代とともに変化しているのである。
ドラマの時代は私が生まれた頃の話だから、もっと古い大阪弁の筈。
指導している方も若そうだし無理無いか。
お母さん(松阪慶子)が普段着にあんな白い半襟で着物に帯をきちんとお太鼓に締めたりしてなかったと思う。
「武士の娘」を口癖にしているからかも知れないけれど、女子衆(おなごし)さんを置いているようには見えないし不自然である。
もしも、もしも樹木希林さんがこの役だったら、髪型から足袋に至るまで拘ってあの時代の未亡人でもある母親を演じているだろう。
悪態を吐きながら(なんせ一人でテレビを観ているもんで・・・)ドラマを見るのは体に悪い。
なまじ、大阪に長く住んでいるからこせこせ文句をいうのである。
だから外国のミステリー・ドラマが好きなのであって、知らん国やから文句をつける事も出来ず「わ〜綺麗やなあ〜はあ〜そういう風になってんのん」なんて感心してぼーっと楽しんで観てられるのだ。
週末までに続いて観るかどうか結論を出そう。