馬酔木の花
近所のFさんがケールを持って来て下さった。
これもお持たせの「ういろう」を頂きながらおしゃべりをした。
友達と言っても今まで深く知らなかったから、今日は色々話をして、また私のことも聞いて頂けて良い時間を過ごせた。
今日は月末でコーラスはお休みで、午後久しぶりに昼寝をして英気を養う。
もちろん朝一番に骨の薬も服用した。
多忙につきヤコブさんを放ってあったので、頭が昼寝によって冴えたので、久しぶりの聖書の勉強をした。
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ヤコブは最後に子供たち全員に「遺言」を残す。
あるものへは賛辞、ある者へは戒め、ある者へは叱責・・・その叱責もまた一人一人の性格を踏まえての愛の鞭でもあった。
それは単なる遺言では無く、預言的遺言であった。
聖書 創世記49:1−12
1、ルベンへの遺言 3、4
ルベンよ。お前は我が長子。
ヤコブの嬉しさが滲み出ている。
だがルベンの性格は「水のように奔防」=水が氾濫するように、自制心がなく欲望のままに行動しやすい。
実際ルベンは父の側女への想いを止められず不祥事を起こしている。4
ルベンは「ほかの者にまさることはない」4とある。
実際、子孫は死海の東側に定着するものの砂漠のモアブ人の脅威に晒され勢力は大きくならなかった。→申命記33:6
2、シメオンとレビへの言葉 5−7
彼らには厳しい言葉が語られる。
「彼らは怒りに任せて人を殺し」6とある。
これは妹ディナがシェケム人に恥辱された復讐のため殺戮行為に及んだ激情についての言及で、この制御しない怒りについては後に箴言にも言及されている。
愚かな者は感情の全てをぶちまけ
知恵のあるものはそれを内に収める。箴言29:11
3、ユダへの言葉 8−12
ユダは称賛されている。8
その理由はエジプト行きの際に、改悛の想いを示し、自分をベニヤミンの、又皆の身代わりにつないでくれ、と身を投げ出した、その志への賞賛であろう 44:33、34
もう一つ顕著な預言の言葉がユダに語られる。
「シロ」の預言である。10
「王権はユダを離れず」から分かるように。ユダの子孫から王が輩出されることを預言している。
更には「ついには彼がシロに来て」とある。
第三版訳の聖書では「ついにシロが来て」と書かれている。
2017版の聖書ではシロは町となるのに対して、第三版訳では「シロ(平和の君)と言う人物」と理解できる。
いずれにしてもユダの子孫から王家を継ぐ平和の君が出現することが預言されている。
「自分のロバを良いぶどうの木につなぐ」とは
財産のブドウの木と家畜のロバの豊かさを描かれており、
「衣服をぶどうの汁で洗う」と言うのは、王家では衣服の染色にブドウ汁が使われ、
王家の色=紫 に染められた。
そして、イエスに紫の衣を着せ、荊の冠を編んでかぶらせ マルコ15:17と重ねると象徴的である。