寒い朝。
雨が降る前に買い物に行く。
大量に買い物をしたので車で迎えに来てもらう。
午後は映画を観た。
2022年 Netflix ドイツ・アメリカ映画「西部戦線異常なし」
エーリッヒ・マリア・レマルクの原作をもとに何度も映画化されている。
映画は第一次大戦の末期、1918年、泥沼のような悲惨な兵士の戦いぶりと戦死を
繰り返し写す。芝居とはいえ目を覆いたくなる嫌なシーンの連続だ。
ドイツ人のパウル(フェリックス・カマラー)は17歳。
学校で職員に煽られ、希望を持って仲間と一緒に兵士となる。
しかし、いざ戦いに出ると現実は、ドロドロの水が溜まった塹壕の中で身を潜め、敵の攻撃を避け、食糧も十分に行き渡らない。
次々と怪我をし死んでいく仲間たち。
威力を発する戦車、毒ガス、手榴弾などなど。
映画だから歴史劇だからと、座って見ていられるが、今もこの馬鹿げた人間同士の殺し合いが世界のあちこちで行われているのだ。
虚しい思いがする。
若いドイツの俳優フェリックス・カマラーのメーキャップは凄い。
ドロドロの顔。血飛沫を浴びた顔。最後は真っ白に塗りたくられていた。
男前が台無し。
この映画には女性の姿は殆ど見なかった。
戦死した兵士の軍服を洗ってミシンで繕う姿だけ。
バカな戦争をするのは男なのである。