11月になった。
今年も後2ヶ月で終わる。
月日は加速度を増して走り去って行く。
人生の到着点はすぐそこまで来ているのだ。
断捨離はスピードアップさせないと間に合わなくなる。
あせっあせっ・・・。
今週は練習は全部休みで、時間が充分有ったけれど、やっぱり少し退屈でもある。
家の中も大して片付きもせず。
今日は床の間の軸をやっと秋物に取り替えた。
何と6月に掛けた「田植え」の掛け軸が夏中吊るされたままだった。4ヶ月間田植えをしていたのだ〜
何という不精者になったことだろう。
そういえば、私が晩年お世話させてもらった夫の叔母は、年中同じ掛け軸を架けっぱなしだった。
年をとると億劫になるのが今わかる。
でもある時、同好会の友達が来るというので、座敷の掃除をして掛け軸も架け替えた。
新しい掛け軸を桐の箱から出して床の間に掛ける。
その掛け方は小笠原流で掛けなければならない。
「あんたは何も知らんのやな〜」と言われたが、実際お茶のお稽古をしていても掛け軸の掛け方や終い方までは習わなかった。
掛け軸の紐の掛け方も「覚ときゃーよ」と言われて教わった。
今でも忘れずに丁寧に紐を結んでしまっている。
ついでに、お道具の仕舞方、桐の箱の紐の掛け方も難しい。
若い時に教えられて覚えたことは、しっかり頭に記憶出来ている。