庭に出るとまだらちゃんが室外機の上で日向ぼっこをしていた。
まだらちゃんは野良猫だが私に懐いている。
子猫の時は4匹の兄妹で、雄猫3匹(キムタク、クロちゃん、耳丸)にたった1匹雌猫が混じって居て、毛並みが美しい縞模様ではなく汚いまだらだったので(まだら)と呼んでいた。
4匹の子猫たちはそれはそれは悪い子猫たちで我が家の庭を占拠していた。
夫が入院中だったので、私は野良猫にも荒れ放題の庭にもかまっていられない状態だった。
子猫達は大きくなると雄猫3匹は居なくなって、まだらちゃんだけが残った。
まもなく長く空き家になっていた隣家の物置で子猫を3匹産んだ。
子猫は3匹とも雄だった。
隣の空き家はその後売られて新しい家ができたので、今は裏の別の空き家の軒下が彼女の住まいになっている。
野良猫が8年も生きるのは珍しいと思うが、それは避妊手術を受けさせたので出産に関わる危険から逃れているからだろう。
気楽に自由に生きているから健康なんだろう。
冬はガレージの屋根の上とか室外機の上が彼女のお気に入りの場所。
暖かそうにお昼寝をしてくれる。
思わず「良い子だね〜」と言ってしまった。