不思議なことがあった。
先週木曜日(17日)に公民館へコーラスの練習に行ったついでに図書館に寄った。
時間も無かったので目に付いた本「フォレスト・ガンプ」を借りた。
トム・ハンクス主演の映画の原作は読んだことが無かったから「どんなのかな?」と思って。
夜になって作者のウィンストン・グレームが77才で亡くなったとニュースで知って、びっくりした。
私が借りたら死んでいたなんて。
故ウィンストン・グレーム氏
びっくりしたけれど「読んでね」とおっしゃっている様な気がして早速読んだ。
奇想天外な物語である。
フォレスト・ガンプは母子家庭、生まれてすぐに父は亡くなった。
知能指数がかなり低く、学校ではいじめられた。
一人だけ優しくしてくれたのがジェーンだった。
映画と違うのは、成長するに従って背丈が2メートル近い大男になったことで、早速目をつけられてフットボール選手として進学出来た。
いじめっ子から逃げるために足は速くて、ルールは理解できなくてもコーチの指示通りに走って、チームを勝利に導くのだった。
勉強は全くダメだけれど、数学だけ飛び抜けていた。
だから宇宙飛行士として猿のサリーと一緒に宇宙船に乗せられる。
サリーはオラウータンだけれど生涯の親友となる、
不時着した島で原住民とチェスをして才能を見つけ世界チャンピオンになったりする。
その他、ハーモニカ、卓球も熱中してやれば上手く出来た。
フォレストは難しい理屈は分からないけれど、自分をいじめたりしない人には疑わず素直に聞く。
その結果、大きなことをやってのけるのだ。
いつの間にかヴェトナム戦争に従軍した(そこでダン隊長やエビ漁を夢見るバッバと知り合う)。
どこでも大きな功績を挙げて、歴代のアメリカ大統領や毛沢東に会ったりする。
「何か一言」とマイクを向けられたら「トイレはどこですか・・・」
この本は1985年に書かれた。
内容は大きく変えられたが1994年映画化され全米を世界中を魅了した。
明日は映画「フォレスト・ガンプ」について書くつもり。